事業概要
1.仲間や地域とつながるキッカケづくり
転入して知り合いがいない女性や地域の情報を入手し辛い女性達を対象に、仲間づくりや情報交換をする場、地域を知る機会を作っています。私たちはファシリテーションで入り、参加者が何を求めてその場に来られたのかを引き出し、参加者の気持ちに共感し、必要な情報を提供するようにしています。また、参加者同士の繋がりを作りやすい環境も作るように心がけています。
tenten cafe(県内各地で開催)
転入女性同士の仲間づくりと情報交換を目的にした座談会。毎回6~10名を募集。インターネットに掲載さていないような病院・幼稚園/保育園/学童・塾・グルメ情報などの地域情報を交換。似た境遇の参加者がそれぞれ持つ情報や経験をシェアすることで、生活や仕事における悩みの解決の糸口が見つかる場になっています。参加者のなかには、“「ママ」や「親」という立場ではなく「自分」としてつながる場がほしい”というニーズも多く、お子様連れNGの「大人会」も開催。
福島市では月に1回、その他郡山市・会津若松市・白河市・相馬市・南相馬市は年に1~3回開催しています。
WELCOMEワークショップ
福島の素材を使ったワークショップを3回連続同じメンバーで実施することで、楽しく地域のことを学びながら仲間づくりを行います。講師は地域で活動するキーパーソンに依頼。参加者がキーパーソンと繋がるキッカケを作ることで、より地域の情報を得やすくしています。
ワークショップは住んでいるからこそ楽しめる内容に。ワークショップ講師と共に内容を考えます。
フィールドワーク
福島での暮らしがさらに豊かになる場所を訪れるフィールドワークは家族単位で参加可能とし、より気軽に交流の場に出るキッカケとしています。家族で地域と繋がるキッカケにもなっています。
【開催実績】
2023年7月 ももを満喫!桃狩りツアー@Berry’s garden Farm(開催報告はこちら)
まちとつながる旅
転入女性に住んでいる地域のコアな魅力を知ってもらうための街歩きツアー。一人では行きづらいけどみんなと一緒ならノックできるお店を紹介。地域と繋がることで、その地域に自分の居場所ができ、より地域に愛着を持った暮らしをしてもらうきっかけを作ります。そこから地域活動に参加したり、地域で買い物をしてくれる人が増えることで地域活性にも繋げられたらと考えています。
※「まちとつながる旅」は全国の転勤族を支援する(一社)TENKIN-LABのプログラムです。tentenでは転勤ノオトの協力を得て実施いたします。
【開催実績】
2020年11月 福島市県庁通り商店街(開催報告はこちら)
2022年10月 福島市飯坂温泉(開催報告はこちら)
2022年11月 二本松市駅前商店街(開催報告はこちら)
2023年11月 二本松市竹田・根崎地域(開催報告はこちら)
2.自分らしく働くキッカケづくり
転入女性のスキルを活かした仕事や在宅ワークの受託
転勤や子育て、介護などの理由で定職に就きづらい転入女性たちに対し、データ作成などの在宅ワークを受託し、就職という形にとらわれない働き方の選択肢を提供しています。
(例)在宅ワーク「間取り図データ作成」の受託(委託元:(株)ハウスコム(東京都))
お仕事探しマッチング
転入を機に離職し、新しく転入した福島で仕事を探す転入女性に登録してもらい、女性目線やヨソモノ目線を求める福島県内の企業求人のマッチングを行います。転入女性、企業両方から丁寧にヒアリングを行い、両者から信頼されるマッチングを心がけています。(有料職業紹介許可番号 07-ユ-300297)
詳細はこちら(ページ改修中)
地域資源を活用したオリジナル物産ブランドの展開
他県の方に紹介したくなるような福島の地域資源を活用した商品開発を、よそもの目線、女性目線、母親目線で
行っています。商品の作り手には転勤族や子育て中の方など定職に就き辛い転入女性になっていただき、社会と繋がるきっかけを作っています。
bel*fonte fukushima
会津木綿、尾瀬の鹿革など福島の地域資源を活用。アクセサリーや雑貨のお土産ブランドを展開。よそ者目線・女性目線でどんなお土産がほしいかという視点で素材が持つストーリーや商品に込められた想いをPRします。
ははとはれのひはははのはなし
会津木綿を使った親子リンクコーデブランド。転入女性の中には、自分の故郷を離れ、頼れる人がいない状況で子育てに奮闘している女性たちがたくさんいます。そういった女性やまたほかにも子育てに奮闘している女性たちに向けてエールを送るコンセプトで商品開発を行いました。
3.暮らしの情報発信(WEBメディアの運営)
福島の暮らしの情報を発信するWEBメディア「tenten fukushima」を平成30年10月に立ち上げ、平成31年1月より定期的に記事を更新。転入女性から独自にライター(tentenライター)を養成し、令和5年10月現在、約10名のライターが交代で記事を執筆しています。観光情報ではなく転入女性目線で「自分たちが転入前に知りたかった情報」・「転入後の福島の暮らしが楽しくなる情報」・「実際に福島に転入した女性へのインタビュー」などリアルな暮らしの情報を発信しています。 tentenライターは、ライター講座でライティングの基礎的な知識を習得しtenten fukushimaでOJT( オンザジョブトレーニング)を積みます。
スキルと経験を身に着けたtentenライターが外部からの仕事を受託する仕組みとなっています。
福島に移住・転入した女性が、福島の暮らしの情報を発信するサイトtenten fukushima
tentenライターがライティングを担当しているサイト(福島県男女共生課からの依頼)
キラっとふくしま 女性活躍応援ポータルサイト
4.情報発信の場づくり(ショップの運営)
福島の暮らしの中で生まれたデザイン性・ストーリー性のある作品や食品を販売する福島の新しいギフトショップ。福島を知る入口【entrance】となるようなお店を目指して、2021.9.21に福島市大町にオープンしました。スタッフも全員転入女性。ヨソモノ目線、女性目線で商品をセレクトしています。
県北地方振興局の「移住情報ステーション」にも登録。移住転入者がいつでも来やすい場所として、またtentenの活動の情報発信拠点としての機能も持ち合わせています。
5.転入女性のコミュニティづくり
転入女性たち同士、また転入女性とtentenスタッフがゆるく繋がりを持ち続けられるツールとしてSNSコミュニティ(公式LINEとFacebook非公開グループ)を開設し管理しています。tenten cafeなどのイベント情報、tenten fukushimaの更新情報、暮らしが楽しくなるイベント情報、お仕事の求人情報などを発信します。
tentenスタッフとも気軽にメッセージをやり取りできる環境を作っています。
登録者数(2023年10月現在)
公式LINE 483人
Facebook非公開グループ 407人
6.転入者の個別のフォローアップ
転入女性の悩みや新天地でチャレンジしたいことなど個別に相談に乗り、地域の適した人や場所を紹介し、引き合わせを行ったり、既存サービス・制度・補助金の紹介などを行っています。転入女性が福島でやりたいことを実現し、地域プレーヤーになる過程に、想いを理解し共感しながら、きめ細やかに寄り添います。